壬生町おもちゃ博物館とは
壬生町おもちゃ博物館は、21世紀を担う子どもたちがおもちゃとのふれあいを通して、心豊かで創造性に富んだ人間に成長することを願い、あわせて地場産業の活性化、観光資源の開発を目的にふるさと創生事業の一環として建設され、1995年4月23日に開館しました。
壬生町おもちゃ博物館の建物は、中世のお城をイメージしています。お城の中には、主であるきんぐとくぃーんをはじめ、たくさんのおもちゃたちが一緒に暮らしており、1階「きっずらんど」はきんぐとくぃーんが暮らすお城のお庭を、2階「きっずたうん」はきんぐとくぃーんが暮らす街並みを、3階「そらのひろば」はきんぐとくぃーんが暮らす街の空をイメージし作られています。
数多くの貴重なおもちゃが展示されているエリアではおもちゃへの知識・理解を深め、体を使って遊ぶことができるゾーンではのびのびと楽しく遊び、子どもも大人も遊んで学べる博物館であることを目指しています。
おもちゃの歴史
古代のおもちゃ
いまから3000年以上も前、古代の子どもたちはすでにボールやこま、ひもで引く動物などのおもちゃで遊んでいました。古代のおもちゃは魔よけなどの意味を持ったものが多く、ただ遊びに使うだけではなかったのです。
中世のおもちゃ
15世紀くらいになると、鉛やブリキ、ガラスなどの材料を使ったおもちゃも登場します。工業的な技術が進歩した17世紀頃には、ドイツのニュールンベルクを中心におもちゃ産業がめざましく発達していきました。
江戸時代のおもちゃ
日本でのこま回しやメンコのルーツは江戸時代です。ベイゴマはもともとバイ貝をこまにしていたため、「バイゴマ」がなまって名づけられました。 紙のメンコの原型である土メンコもこの頃に誕生しました。 しかし江戸時代には、おもちゃの種類はあまり多くありませんでした。
明治・大正時代のおもちゃ
明治から大正にかけて、たくさんのおもちゃが誕生しました。紙メンコが流行し、それまで大人の遊び道具だったけん玉も、子どものおもちゃとして人気になりました。 女の子の間では人形遊びが流行し、西洋人形が人気を呼びます。ままごとセットの登場もこの頃です。
昭和のおもちゃ
戦争の影響で、昭和初期には戦争おもちゃが増えていきます。戦争が招いた物資不足により、おもちゃ産業は一時急速に衰えました。終戦直後には空き缶を再生しておもちゃを作るなど、大変苦労しました。 そういった苦労の末、昭和30年代には日本のおもちゃ産業は世界のトップクラスへと復興していきます。
※各画像はイメージです。
いろいろな角度から、おもちゃについて勉強してみよう!