おもちゃの選び方・与え方

壬雷(みらい)ちゃん
おもちゃは1年間で1万種以上も発売されています。
おもちゃを選ぶのにも与えるにも、たくさんありすぎて迷ってしまいますよね。
ここではおもちゃを選ぶ際や与える際のポイントをご紹介します。
子どもの成長に合わせて、発達を促すおもちゃを選んであげましょう。

おもちゃの選び方

子どもにとって音の出るおもちゃは興味深いものです。音の響きもよく、きれいな音の出るおもちゃを選びましょう。うるさい音・不快な音のするものではなく、 人間の声や自然の音に近いものがいいですね。いい音を聞くことは、言葉の発達を促し、豊かな言葉を話すことにもつながります。

動き

いろいろな動きをするおもちゃは、見ていてとても楽しいものです。子どもはおもちゃの動きを目で追います。おもちゃが動くことによって、こどもの興味を引きつけたり、子ども自身も一緒に動いたりします。

重さ

軽いおもちゃばかり与えていると、手応えが 無いためにすぐに飽きてしまいます。適度な重さのあるものや、持ちやすいものなどバリエーションに富んだおもちゃを用意してあげましょう。

きれいな色のおもちゃは、見ているだけでワクワクします。思わず触りたくなるようなカラフルなおもちゃは、手の運動を促し脳の活性化も促進します。

形の美しいものを選んであげましょう。形がシンプルではっきりしているものに触れていると、「丸い」「四角い」「大きい」「小さい」など 言葉の表現も豊かになります。

素材

いろいろな素材のおもちゃを選んであげましょう。布や木、プラスチックやゴムなど偏ることなくいろんな感触のものを選ぶことにより、「やわらかい」「かたい」「重い」「軽い」など 様々な素材の違いを楽しむことができます。

壊れにくい

丈夫で壊れにくいおもちゃを選んであげましょう。遊んでいるおもちゃがすぐに壊れてしまうと、こどもはおもちゃを大切にしなくなります。また壊れた部品で怪我をしたりすることもあって危険です。

修理が簡単に出来る

できるだけ壊れにくいおもちゃ、壊れてもすぐに修理できるおもちゃが良いでしょう。子どもの目の前でおもちゃを直してあげることによって、おもちゃに対する深い愛着が湧きますし、おもちゃを大切に扱うようになります。

みんなで遊べる

1人で遊ぶテレビゲームもいいですが、複数で楽しむおもちゃを選んであげましょう。子どもはおもちゃで遊びながら社会性やルールを身につけていきます。年齢を問わず楽しめるゲームなどは、コミュニケーションのツールとしても最適です。

成長や発達段階に合ったおもちゃを選ぶ

おもちゃのパッケージに書いてある年齢はあくまでも目安です。子どもの成長や発達に合わせたおもちゃを選んであげましょう。 難しすぎるおもちゃでは遊ぶ意欲が湧きませんし、簡単すぎるおもちゃでも興味が湧きません。成長に合ったおもちゃでないと子どもはすぐに飽きてしまいます。

遊びの幅が広がるおもちゃを与えましょう

同じボールや積木でも、年齢によって遊びが変化します。初めから特定の遊び方しかできないおもちゃではなく、遊びのアレンジが利き、応用力が付くおもちゃの方が子どもの想像力をかきたてるようです。他のものと組み合わせて遊べるおもちゃや遊び方を工夫できるおもちゃを与えるようにしましょう。


おもちゃの与え方

一緒に遊んであげましょう

子どもは「遊ぼう」とはしますが、初めから遊び方をマスターしているわけではありません。お父さんやお母さんと一緒に遊ぶことによって、親子のコミュニケーションも深まります。 子どもがうまく遊べない時は、遊びのヒントを与えてあげたり 「こうしてみようか」と遊び方を提案してあげましょう。子どもが上手に遊べたり作品を作れた時は褒めてあげてください。 そうすることで子どもは自信や満足感・達成感を得ることができます。

適量のおもちゃを与えましょう

たくさんのおもちゃを与えすぎると、判断力の弱い子どもはすぐに飽きてしまったり、目移りしたりするようです。量よりも質の高いおもちゃを選んで与えてあげてください。 衝動買いをするのではなく、特別の機会(お誕生日やクリスマスなど)を 決めて与えてあげましょう。大きくなったお子さんには、どんなおもちゃが本当にほしいのか自分で考えさせる自主性を持たせるのもいいですね。

成長や発達段階にあわせたおもちゃを与えましょう

「おもちゃの選び方」でも紹介しましたが、子どもの成長や発達に合ったおもちゃを与えましょう。年齢はあくまでも目安とし、子供の興味のあるものや身体の発達を促すおもちゃを与えてあげてください。

「おもちゃに遊ばれる」ではなく「おもちゃで遊ぶ」

おもちゃには、子どもが能動的に関わらなければ楽しめないおもちゃと 受動的に受け取るだけのおもちゃがあります。バランスよく組み合わせて与えてあげましょう。例えば自分の手指を使わずに自動で動くような電池式のおもちゃばかりでは子どもは見ているだけになりがちです。「おもちゃに遊ばれている」のではなく、「おもちゃで遊ぶ」ものを与えてあげるとよいでしょう。